こんにちは。塾講師ののりおです。
今回は、英検の準二級のライティング対策として、基本的な考え方をレクチャーします。準2級しか使えない方法ではなく、2級以上でも有効な方法です。
英作文の対策全然やったことが無い人でも大丈夫です!
この記事を読むことで、合格点に必要なライティングの方法がわかります。
まずは、問題形式を確認しましょう。

これに対して、採点基準は以下の4つです。
それぞれ0点から4点で採点され、16点満点となります。 さて、今回は入門ということで、勉強方法について詳しく解説していきましょう。
皆さんはライティングの勉強をどのようにしていますか?
私はかつて英語が苦手でしたので、解答を丸暗記する勢いで暗記していました。笑
しかし、ライティングはそういった科目では無いのです。4技能の中で唯一、自分の持っている力を発揮しやすい分野なのです。
リーディングでは、英単語の意味を忘れてしまったり、notを見逃しただけで致命的となります。リスニングでは、文頭がwhatなのかwhereなのかを聞き逃せば、回答できません。
しかし、ライティングは、使いたい言葉の英単語が出てこなくても、それは書かないという選択ができます。ライティングに必要な力は、自分の知っている単語を最大限利用するという力です。
そのための手段として強力な方法を今回はお伝えします。
それは、日本語で考えるということです。
多くの受験生は、ライティングが始まると構成を考えないまま、書きはじめ、途中で書きたい表現の英単語がわからなくて、手が止まります。私もそうでした。
これは、見切り発車をしているから起きるのです。
英検準2級では、ライティングは15分を目安としましょう。これを以下のように配分します。
最初の5分:文章の構成を考える。
次の7分:構成に基づいて英文を書く。
最後の3分:3単現のsなど、文法上のミスが無いか見直しをする。
573(コナミ)と覚えましょう。そして、何より大事なのは最初の5分です。ここで仕上がりの9割はここで決まります。
まず問題文を読み、何が聞かれているかを明確にします。今回は家に住むのが良いか、アパートに住むのが良いかという話ですね。
まず問題文を読んで、すぐにどちらの立場で書くかを決めてはダメです。
そうではなくて、構成を考える5分のうち、さらにその最初の2分は、それぞれの立場で、どんな理由があるか日本語で考えます。
具体的にはこんな感じになります。
・家で住むのが良い。
ーアパートのように隣の部屋がうるさいことがない。
ー広い家に住むことができる。
ー家をリフォームすることが自由である。
・アパートに住むのが良い。
ー隣人と友達になることができる。
ー家賃が安く済むことが多い。
それぞれの立場に対して2つ以上理由が挙げられれば十分です。
そして、2分経った時に、どちらの方がより書きやすそうか考えます。これは人によって様々ですので正解はありません。どちらが書きやすそうか自分で考えてください。
今回だと私は家に住む方が書きやすそうなのでそちらを選択します。
・家で住むのが良い。
ーアパートのように隣の部屋がうるさいことがない。
ー広い家に住むことができる。
ー家をリフォームすることが自由である。
そして、まず理由を2つに絞りましょう。文字数的に考えると理由は2つしか書くことができません。私は1つ目の選択肢を削ることにします。
・家で住むのが良い。
ー広い家に住むことができる。
ー家をリフォームすることが自由である。
そして、それぞれの理由について、具体例を付け加えます。
・家で住むのが良い。
ー広い家に住むことができる。(アパートは部屋の数が少ないので、大人数で住むことに適していない。)
ー家をリフォームすることが自由である。(部屋の壁を壊して、大きな部屋を作ることもできる。)
これで、構成は完成しました。
あとは、
I think it is better for people to live in a house.から初めて、
I have two reasons.と繋げます。
そして、
First,we can have a large room…と一つ目の理由と具体例を1文ずつ書きます。
次に
Second,we can reform our house…と二つ目の理由と具体例を1文ずつ書きます。
最後に
This is why people should live in a house.
とつなげれば完璧です。
ちょうど、文字数が60字前後になるはずです。
大事なことは、このフォーマットに当てはめるとあらかじめ決めておくことです。
そうすれば、最初の5分は思い切って構成を考えることができます。最初はうまく理由や具体例が出てこないと思いますが、練習すればうまくできるようになります。
そして、書いた英作文は学校の先生などに必ず添削してもらい、自分の間違い方の癖を知りましょう。
まずは構成を日本語で考える。これが英検準二級(に限りません)のライティングの必勝法です。
是非、活用して、一次試験を突破しましょう!