こんにちは。大学院生ののりおです。
今回は、コーヒの木の水やりのコツを紹介します!
コーヒーの木は管理している場所、日当たり、風通しに加えて、土や鉢によっても最適な水やり頻度は異なりますが、ポイントを抑えて元気に育てましょう!
水やりをたくさんしても育たない!
水やりって楽しいですよね。私もついつい水をあげたくなります。
ペットに餌をあげている気分です。
しかし、残念ながらコーヒーの木に水をやりすぎてしまうと枯れてしまいます。ちなみに私は枯らした実績があります。
植物によって、水分が多い土地を好むものと水分が少ない土地を好むものがいます。例えば、イネなんかは水がいくらあっても大丈夫だから、水田で育ちますよね。
しかし、コーヒーの木は乾燥気味の土地が好みです。水が多い土壌では、元気が出ません。
ちなみに普通の植物は水田のような場所に植えると根腐れします。
コーヒーの木が枯れる原因の1つは根腐れです。
水が足りなくて枯れることは滅多にありませんが、水が多くて枯れてしまうことはよくあります。
根腐れとは、根っこが水に覆われて呼吸ができずに死んでしまうことです。
根腐れを防ぐ最も簡単な方法が水やりの頻度を少なくすることです。
じゃあ、どれくらいの頻度であげればいいの?
水やりは使っている土、鉢、場所、風など条件によって変わるので、水やりのポイントをおさえましょう!
私は1週間に1回程度とネットに書いていたので、その通りに水やりをしていたにもかかわらず、コーヒーの木を枯らした経験があります。
皆さんの育てているコーヒーの木に応じた水やりをしましょう。
土の状態を確認することがポイント!
コーヒーの木を育てる上で大切なことは、土を乾燥気味に保つことです。
植物って水をあげた方が育つイメージがありますが、実際は違います。
土を乾燥気味にすることで、根っこが水を求めてグングン伸びていきます。
根っこを大きくすると、生育が安定します。
そこで、水やりのサインは2つ考えるといいでしょう。
1.土の表面だけでなく、深さ2~3cmの箇所でも乾いているか。
2.葉がぐったりとしてきたか。
よく、「水やりのサインは土の表面が乾いたら」と言われますが、間違いです。
土の表面が乾いていても、根っこの箇所は全然乾いていません。
なぜ、そんなことがわかるかと言うと、私はペットボトルで作った鉢で育てているので、根っこの様子や水の具合をよく観察しています。
すると、表面が乾いていても、根の部分は全く乾いていないことがわかりました。
土の表面だけでなく、少し深いところも乾いているかチェックしましょう。
次に判断基準となるのは、葉っぱがぐったりとしてきたかです。
水が不足してくると、葉っぱがぐったりと下がってきます。
この場合は、水をやるとすぐに葉っぱが上を向き、元気になります。
ぐったりするくらいまで水をやらなくていいの?
育てていくうちに、葉っぱがぐったりするまでの期間がわかるようになります。
そうすれば、ぐったりする2日前くらいに水やりをできるので、育て始めたうちはぐったりするまで放置するのがオススメです!
私の場合は、2週間に1回ほどの水やりです。
こんなところにも注意が必要!
受け皿の水は流しておく
コーヒーの木は葉っぱが緑色でツヤツヤと綺麗で、苗は耐陰性、耐乾性が高いので観葉植物として楽しまれます。
しかし土や水を使用するため、コバエが発生することが多いです。
コーヒーの木を育ててコバエに悩まされる人も多いので、簡単なコツを紹介しておきます。
ポイントは乾燥させること。
コバエは水が無いと繁殖できません。そこで土の表面を乾燥させ、鉢の水受け皿に水をためておかないことがコバエ発生を防ぐポイントです。
土の表面が乾くまで水をあげないのは、コーヒーの生育にも良くてコバエを抑制する効果もあって一石二鳥ですね。
葉水(はみず)を活用!
コーヒーの木は乾燥気味に育てるのがコツですが、葉水をすると生育に良い影響を与えます。
葉っぱに霧吹きで水をあげると、表面のほこりが流されて見栄えが良くなる上に、光合成の効率も上がります。
また、カイガラムシといった病害虫の繁殖を防ぐことが可能です。
水やりをしたい!という気持ちは霧吹きで落ち着かせましょう。
葉水であれば、毎日しても問題ありません。オススメは、晴れの日で光合成をたくさんしそうな日の朝ですね。
乾いてなくても水やりが必要なこともある!
最後に水やりのポイントをさらに学んで終わりにしましょう。
水やりは水を植物に与えているだけではありません。実は根の周りの環境を整える役割があります。
根は水だけでなく、窒素、リン酸、カリウムを始めとするマグネシウムなど多くの肥料分を吸収します。
吸収する時には、根から代わりに物質を分泌します。栄養物を取り入れる代わりに、不要なものを排出しているイメージです。
だからこそ、水やりの頻度が少なすぎると生育不良が起こります。
乾燥気味に育てたいのに、水やりの回数も大事って難しいね。
そこで、大事になることが、水はけの良い土を使うことです。
水はけの良い土を使うことで、根腐れを防ぎ、乾燥気味に育てることが可能になります。
そして水やりの頻度を確保することで、根の環境も整えることが可能になります。
コーヒーの土ってどういったものが良いの?と思う方はこちらの記事へ。
以上、コーヒーの水やりのポイントでした!コーヒーライフ楽しんでください!
まとめ
・水やりの頻度はそれぞれの環境によって異なるので、適切なタイミングを考える。
・コーヒーの木は乾燥気味に育てるのが基本。
・水はけの良い土を使うことで、水やりの回数を確保して根に優しい環境を整える。
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