2021年から始まった大学入学共通テスト。数学1Aが70分になったり、英語は文法問題が無くなり長文読解だけになったりとセンター試験と傾向の違う科目も出てきました。
正直、どうやって勉強すればいいか分からないや。
こんにちは。塾講師ののりおです。
今回は共通テストの変更点を踏まえて、共通テストに必要な勉強法を解説します!
ポイントは「良い共通テスト問題集が出てくるまではセンター試験の過去問を利用せよ!」です。
これまでも傾向が変わることは頻繁にあった。
まず共通テストが始まるまでの歴史をさらっと確認しましょう。センター試験は1990年から2020年まで行われていました。
1990年以前はどうしていたの?
1979年から1989年までは大学共通第1次学力試験でした。その名残で国公立の試験を2次試験というわけですね。
実は、共通第1次学力試験からセンター試験になるときも出題範囲の見直しや出題方法の見直しが行われました。さらに学習指導要領の変更にともなって、センター試験の出題形式もマイナーチェンジしています。
英語では「どこの部分を強調して読むでしょう?」という問題もありました。
共通テストになるまでも出題傾向が変更されることがあったテストですが、そういった時に押さえておくべきことは2つあります。
学ぶことは変わっていないので、新傾向に不安になりすぎない。
脱ゆとりなんて言われて、今では中学生でも現在完了進行形や仮定法過去を学ぶ時代です。
しかし、大学受験の範囲はほとんど変わっていません。
厳密には最新の情報にアップデートされたり、少しは内容が増えたりしていますが。
いくらセンター試験から共通テストになるからといっても、学習内容は変わりません。
教科書を完璧にすれば高得点が取れる試験になっています。
新傾向になったからといって、新しい公式を覚える必要はありません。
日頃の学習の成果を正しく評価することが試験も目的なので、不安になりすぎる必要はないです。
どんな時も過去問が最高の参考書。
大学受験に限らず、英検やTOEICなど資格試験でも同じですが過去問が最も上質な参考書です。
予備校の予想問題も良い問題じゃない?
確かに予備校などが作る市販の参考書も良い教材ですが、過去問には敵いません。
なぜなら、時間のかけ方とチェック体制が違うからです。
大学受験の問題は試験委員会が作成しますが、大学教授が400人以上が参加し2年の時間をかけて作成、チェックします。
すごい人員と時間がかかっているんだね。
さらに高校の教員のチェックを受けて、難問や奇問は除外されます。
これだけ時間と労力のかかった問題は他にありません。
例えば予備校の共通テスト予想問題集は、年に3回ほど実施される共通テスト模試を掲載したものです。
予備校の作る模試は、予備校の先生が大問ごとに担当を決めて作成し、問題のチェックはしていますが、どうしても共通テストに比べると人材も労力をかけられず質が劣ります。
予備校の模試で高得点を取りたいなら、模試の問題集をすることが良いですし、共通テストで高得点を取りたいなら、過去問をすべし。
残念ながら共通テストは2021年に始まったばかりなので過去問はほとんどありません。
そこで迷うのが、センター試験の過去問をするか、予備校の予想問題をするかですね。
まず、理科や社会のような共通テストになっても形式がほとんど変わらない科目はセンター試験の過去問にしましょう。
センター試験のレベルと共通テストのレベルはほぼ同じですので。
英語や数1Aのような形式が大きく変わる科目はどうすればいい?
その場合は2段階で考えましょう。
そもそも共通テストでは過去問が少ない上に、市販されている予想問題の数も少ないです。
共通テストでは時間制限が重要ですので、予想問題は試験直前期に時間配分も含めた練習においておくと良いです。
それまでは、センター試験の過去問で基礎を素早く解ける練習をしましょう。
毎年、見たことがない問題を出すのが共通テストやセンター試験です。
そんな時に重要なことは、簡単な問題を素早く正確に解いて、初見の問題に時間をかけることです。
他の受験生も初見の問題に手こずるので条件は同じです。その中で一歩有利に立つには基本問題を早く解くことが大切です。
まとめ
以上のように、共通テストの対策としてセンター試験の過去問を解くことは有効です。
センター試験の過去問をスラスラ解けるようになれば、共通テストでも良い結果が出せるようになります。
ちなみに僕は高校3年生の時に英語の偏差値が50から60になりました。
私はスタディサプリ で基礎を固めて、過去問で演習していました。オンライン学習塾などのサービスを検討している人はこちらの記事もオススメです
合格目指して頑張ってください!
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